里地・低山の植物 2月




ウメ  バラ科      和歌山市雑賀崎 トンガの鼻




ウメ  バラ科      和歌山市雑賀崎 トンガの鼻



センダン  センダン科    和歌山市雑賀崎 トンガの鼻



センダン  センダン科    和歌山市雑賀崎 トンガの鼻


黄褐色の丸い果実がたくさんできます。白い果肉にはサポニンという成分が含まれており、毒性があり、食べ過ぎると食中毒を起こします。

カラスやヒヨドリが果実を食べに来ますが、食べ過ぎないようにしているようです。植物にとっても動物に果実を食べてもらい種子を運んでほしいのですが、一度に食べてしまわれないようにわざと毒性を持たしていると考えられています。



タブノキ  クスノキ科    和歌山市雑賀崎 トンガの鼻



タブノキ  クスノキ科    和歌山市雑賀崎 トンガの鼻


自生のタブノキは、紀伊半島の紀南の海岸沿いではすこぶる多いのですが、年間降水量の少ない和歌山市ではタブノキの自生は少ない。雑賀崎では、10本程度確認されています。加太では降水量がさらに少なく、自生のタブノキは1本のみ確認されています。




フキ  キク科   和歌山市雑賀崎 トンガの鼻

 

 2月下旬、フキが先端につぼみの付いた花茎を伸ばし始めました。これをフキノトウと言います。山菜として食用に出始めた花芽を摘み取り、天ぷら、おひたしや和え物にしていただきます。

 フキノトウの天ぷらは春の御膳に付き物です。アク抜きをする必要が無く、生のまま小麦粉をまぶし、生地を絡めてさっと揚げます。独特の香りがあり、苦味が少しありますが大変美味しい食べ方です。



フキ  キク科   和歌山市雑賀崎 トンガの鼻   


3月下旬  フキが葉を出して、花茎も伸びて、花を咲かせ始めます。



マユミ  ニシキギ科   和歌山市雑賀崎 トンガの鼻


 秋、果実が熟すとふつう淡紅色に色づきます。 さらに熟すと果皮が4つに割れ、赤い種子が4つ現れます。ヒヨドリやメジロなどの鳥が、この果実を食べに来ます。

 和名は、昔この木から弓が作られたことから「マユミ」と名付けられた、と言われています。