和歌山県・紀伊半島の生き物だより


和歌山県の鳥だより4      和歌山市 章魚頭姿山
    投稿日:2019年12月26日 :土井浩
メジロ科  メジロ

 和歌山県の県鳥です。全国の丘陵から山地の林にすむが、暖地の
常緑広葉樹林に最も多く、北海道では少ない。山地や北の地方のもの
は冬、暖地へ移り、市街地の公園や庭にも来ます。現在章魚頭姿山に
もたくさんすんでいて、数十羽までの群れを作り、樹冠を移動しなが
ら、木の実や虫やクモの小動物を探して食べています。花の蜜が好き
で、花が咲き始めると、椿、梅、桜などの花蜜を吸います。
和歌山県の鳥だより3      章魚頭姿山
    投稿日:2019年12月10日 :土井浩
    ジョウビタキ オス
   ジョウビタキ メス  
ヒタキ科   ジョウビタキ     
 
 冬鳥として和歌山にやってきます。章魚頭姿山では11月3日に今年
始めて観察しました。平地から低山の明るく開けた林の中に生息します。
冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ、身近な冬鳥の
一つです。森や茂みの中で「ヒッ、ヒッ、ヒッ」とないています。

和歌山県の鳥だより2      生石山
    投稿日:2019年12月7日 :土井浩
ツグミ科   ルリビタキ     
 
 11月30日 生石山トレール24qの下見もかねて、観察に行くと、森の
中で「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴いているので、ジョウビタキかと思い
観察していると、出てきたのはこの鳥、ルリビタキのオスだと思い
ます。背中が目の覚めるような透明な青色と腹が白のコントラストが
とても綺麗でした。


和歌山県の鳥だより1 ミサゴ     和歌川河口干潟
    投稿日:2019年12月7日 :土井浩
ミサゴ科   ミサゴ   
    和歌山市 和歌川河口干潟 
 
 2019年11月14日に、和歌川河口干潟に鳥の観察に行くと、ミサゴが
いてダイビングして魚を捕獲して、食べている所を観察しました。後
ほど何回か、望遠カメラ(ニコンp1000)を持参して撮影しました。
ミサゴは、毎日のように当干潟にやってきて魚を捕獲して食べている
ようです。干潟の上に降りてカニなどの底生生物を捕獲する様子も観察
できました。ミサゴは4羽いるようです。鋭い爪と嘴、眼光がいかにも
猛禽類です。この日はコノシロを捕まえて、30分ほどの間に食べてし
まいました。食べ終わるといつも、汚れを落とすために水浴びをするの
が面白いです。









和歌山県の虫だより7  ミンミンゼミ    
  投稿日:2019年8月15日      :土井浩






セミ科 ミンミンゼミ  
  和歌山市 章魚頭子山
 ミンミンゼミの抜け殻です。和歌山市では大変見つけにくいです。ミンミンゼミの幼虫は和歌山市では森に生息しています。抜け殻はアブラゼミの抜け殻とそっくりです。見分け方は、目の前についている触角がアブラゼミの触角よりも細くて基部から第3節も細く、長さも第2節と同様です。アブラゼミの触角は太く、第3節の長さは、第2節の約1.5倍です。18日のセミのぬけがら調査ではぜひ探してください。


和歌山県の虫だより6  アブラゼミ     
  投稿日:2019年8月15日      :土井浩






セミ科 アブラゼミ  
  和歌山市 章魚頭子山
 アブラゼミの抜け殻です。アブラゼミの幼虫は森林や疎林、街中でも神社の社寺林や森近くの街路樹などに生息しています。抜け殻はミンミンゼミの抜け殻とそっくりです。18日のセミのぬけがら調査ではよく見つかりますよ。



和歌山県の虫だより5  ヤママユ     
  投稿日:2019年6月1日      :土井浩
ヤママユガ科 ヤママユ  
  和歌山市 名草山
 名草山の頂上下の登山道際に生育しているクヌ
ギの木でヤママユの幼虫を1匹見つけました。目
の覚めるような緑色で大変きれいで、大きくて終
齢幼虫のようです。6月中旬頃、2枚目の写真の
ような繭を作ります。幼虫は緑色で4回の脱皮を
経過して終齢幼虫となり、鮮やかな緑色をした繭
を作ります。繭一粒から得られる糸は長さ約600
- 700m、1000粒で約250 - 300g程度の絹糸が採取
される。この糸は「天蚕糸(てぐすいと、てんさ
んし)」と呼ばれます。


和歌山県の虫だより4  ウスタビガ    
  投稿日:2019年6月1日 :土井浩






ヤママユガ科  ウスタビガ
  和歌山市 四季の郷公園
 四季の郷公園のクリ林でウスタビガの幼虫を1匹見つけました。目の
覚めるような緑色で大変きれいです。終齢幼虫のようです。6月中旬
頃、2枚目の写真のような繭を作ります。この繭はその形から「やまか
ます(山叺)」とか「つりかます」と呼ばれます。「かます」とはわら
むしろ(藁蓆)を二つ折りにしてつくった袋のことです。卵の状態で越
冬、4月頃に孵化して成長し6月中旬程に繭を作って蛹になる。10月から
11月頃に成虫として活動します。


和歌山県の虫だより3  クスサン       
  投稿日:2019年5月30日 :土井浩




                   

ヤママユガ科  クスサン  
   和歌山市 四季の郷公園
 
 クスサンの幼虫です。もうすぐ繭を作りそうなぐらい大きいです。四
季の郷公園内のクリ林で5匹発見しました。近くには、クスサンの繭
(すかしだわら)の抜け殻がありました。成虫は開張100mm以上で大きな
羽をもちます。 幼虫はクリ、クヌギ、コナラ、サクラ、ウメ、イチョ
ウ、クスノキなど様々な樹木の葉を食べ、年1回の発生。卵で越冬し、幼
虫は白色の長毛を生やしているためにシラガタロウと呼ばれます。7月前
半頃に楕円形の固い網目の繭を作って蛹になり、9月から10月にかけて羽
化します。


和歌山県の虫だより2  アオスジアゲハ  
 投稿日:2019年5月1日 :土井浩




アゲハチョウ科アオスジアゲハ   
     和歌山市 和歌浦西

 令和第一日目の投稿は、アオスジアゲハです。またまた孫の子守で散
歩の途中、アスファルトの道路の上で、羽を広げて体を温めているとこ
ろを発見しました。寒い日であったのでなかなか温まらないのでしょう
か、近接しても全く動かず逃げません。人に踏まれなければよいのです
が!





和歌山県の虫だより1  ムラサキシジミ  
 投稿日:2019年4月24日 :土井浩




シジミチョウ科     ムラサキシジミ  
  和歌山市関戸
 
 孫の子守で散歩の途中、アスファルトの道路の上で、羽を広げて体を
温めているところを発見しました。近接しても逃げないので大きく撮影
できました。羽の色が紫に輝きとても美しい。車にひかれなければよい
のですが!






















和歌山県の水生生物だより2  和歌浦湾のシラス網漁 投稿日:2019年9月5日 :土井浩

 和歌浦湾で、船引網漁がおこなわれています。章魚頭姿山の展望台から眺めると和歌浦湾が一望で
き、漁の様子がよくわかります。こ
の日は111隻確認されました。3そうの船が1チームで、先頭の船が魚群を探し、導き魚を追い込んでいる
様子がよくわかります。





和歌山県の水生生物だより1  シュレーゲルアオガエル      投稿日:2019年5月7日 :土井浩



アオガエル科    シュレーゲルアオガエル         那智勝浦町 宇久井半島 
 記念すべき令和1回目の投稿です。吉野熊野国立公園の宇久井ビジターセンター園内の森でシュレーゲルアオガエルの
大合唱が聞けました。和歌山市内ではすっかり少なくなりましたが、加太の湿地では聞くことができます。

   





和歌山県の樹木だより6 サネカズラ
    投稿日:2019年12月8日 :土井浩






マツブサ科   サネカズラ   
    海南市  熊尾寺山 山麓 
 
 実(きいちご状果)が鈴なりになっていました。こんなにたくさんぶら下がっているのは初めて見ました。美しく見事です。冬の風物詩として毎年見たいものですね〜。別名ビナンカズラとも言います。
 


和歌山県の樹木だより5 イヌビワ
    投稿日:2019年8月9日 :土井浩






クワ科   イヌビワ   
    和歌山市 章魚頭姿山 
 
 バラ科のビワの仲間ではなく、イチジクの仲間でイチジクより小さい実をつけます。雌雄異株でこの木は雌株、雌花の果のうが熟して、食べるとおいしいです。今朝、朝露を出していました。最近朝食として食しています。昔からのおやつです。御手洗池の周りに同じクワ科のアコウの木があり同じような実がなり食べられます。


和歌山県の樹木だより4 ヒノキバヤドリギ
    投稿日:2019年5月30日 :土井浩






ビャクダン科   ヒノキバヤドリギ   
    和歌山市 片男波 
 
 片男波の万葉公園内の遊具近くに植栽しているツバキ2本に寄
生しているのを発見しました。半寄生植物であり、樹木の枝の上
に生え、宿主になるのは多くの場合に常緑広葉樹であり、ツバ
キ、ヒサカキ、ネズミモチ、ソヨゴ、ヤブニッケイ、ハイノキ、
サザンカ、アオキなどが知られています。寄生された植物は生長
が鈍り、弱って、場合によっては枯れることさえあるそうです。


和歌山県の樹木だより3  マテバシイ  
   投稿日:2019年5月1日 :土井浩






ブナ科    マテバシイ 
  那智勝浦町 宇久井半島 

 記念すべき令和1日目の投稿です。吉野熊野国立公園の宇久井ビ
ジターセンター園内の森でマテバシイがたくさん生育しているの
を見つけました。和歌山市ではマテバシイが庭木や街路樹として
植栽されているのをよく見ますが、森林に生育しているのは珍し
くしかも国立公園の森なので自生かも?と思いましたが、道路沿
いであったのでかつて植えたものが自然繁殖しているのだと思わ
れます。





和歌山県の樹木だより2  アケビ    
投稿日:2019年4月14日 :土井浩






アケビ科  アケビ    
  和歌山市 内原
 
 和歌山市内原の田園地帯で観察中に、アケビの花が咲いている
のを見つけました。日当たりの良い所で、木やフェンスに巻き付
いたつるのところどころから5出葉の新葉を出し、たくさんのつ
ぼみをつけています。早い所ではこのような花を咲かせていまし
た。黄色い枠の上が雌花で、めしべが3〜9個あります。下の小
さい花が雄花です。アケビは落葉木本ですが、よく似ているムベ
は常緑木本です。





和歌山県の樹木だより1  クマノザクラ 
  投稿日:2019年4月1日 :土井浩






バラ科  クマノザクラ  
   古座川町池野山
 
 記念すべき第1回目の投稿は、昨年新種に認定されましたクマノ
ザクラです。
3月16日の当会の「熊野桜観察会」のときに撮影しました。国道42
号線沿いや本宮や新宮も観察しましたが、古座川町には特に多く
自生しているようです。写真は古座川町池野山にある研究論文に
使った「タイプ標本」を採取した木(高さ14メートル)です。
 花序が二股に分かれている部分から下部の花序柄の長さが5m
m〜8mmほどで、さらに花序丙は無毛ということで他の桜と区
別できます。地元住民は「早咲きのヤマザクラ」と認識してお
り、独立した種として区別していませんでしたが、2016年から
2017年にかけて森林総合研究所と和歌山県林業試験場が共同で現
地調査を行い研究した結果、既存の種の突然変異ではなく新種で
あると判明しました。この研究論文が日本植物分類学会発行の機
関紙に掲載受理されたことで、2018年3月13日に森林総合研究所が
クマノザクラの発見を報道発表し、学名「Cerasus kumanoensis」
(セラサス クマノエンシス)、英名「Kumano cherry」と命名さ
れました。


















和歌山県の草花だより7  アキノタムラソウ
   投稿日:2019年8月8日 :土井浩







シソ科 アキノタムラソウ
  和歌山市 章魚頭姿山

 おしべが曲がっているので、アキノタムラソ
ウです。ナツノタムラソウは、おしべがまっす
ぐに花弁の外に突き出しています。


和歌山県の草花だより6  コウボウムギ  
   投稿日:2019年5月30日 :土井浩








カヤツリグサ科 コウボウムギ
  和歌山市片男波

 片男波はかつては砂浜がなくて、現在ある砂
浜は人工のものです。街路樹の植え込み部分の
砂地に、コウボウムギやコウボウシバが少ない
ながらも生育しているのを発見しました。長い
時間をかけて、分布の拡張に成功したようです
ね。和歌山市内の砂浜では、磯ノ浦と浜の宮海
岸での繁殖を1990年付近から確認していま
す。

  和歌山県の草花だより5  コメツブツメクサ  
投稿日:2019年4月26日 :土井浩
 





マメ科   コメツブツメクサ
  帰化種     和歌山市関戸

 自宅近くの高津公園でシロツメクサに交じって
生えているコメツブツメクサを見つけました。
ツメクサとウマゴヤシの仲間は、3出の葉や花
の形や色がよく似ていて見分けがつきにくいで
すが、比べてよく観察すると見分けられるよう
になります。ツメクサの仲間の花は咲き終わる
と傘をたたんだようにしぼみ、枯れた一つの花
の中に一つの種子ができます。ウマゴヤシの果
実は丸くて、長いとげがあったりします。ヨー
ロッパ - 西アジア原産で、日本で1930年代に確
認された帰化植物です。





和歌山県の草花だより4  ユウゲショウ  
 投稿日:2019年4月25日 :土井浩






アカバナ科   ユウゲショウ
  帰化種   和歌山市和歌浦西

 自宅近くの道際のコンクリートの隙間に生え
ていました。最近近所で増えてきています。道
端に咲いているときれいですね。原産地は南米
から北米南部。現在は帰化植物として世界の温
暖な地域に広く分布する。 日本では、明治時代
に観賞用として移入されたものが日本全国に野
生化しているそうです。日本在来のアカバナは
山野の水湿地に生えるそうです。





和歌山県の草花だより3  ヤワゲフウロ   
  投稿日:2019年4月23日 :土井浩




フウロソウ科  ヤワゲフウロ
  帰化種    和歌山市和歌浦南

 片男波集会場付近の公園で見つけました。和
歌山市内では帰化種のアメリカフウロがよく繁
殖しており、「ゲンノショウコは珍しいので、
こんなところによく残っていたものだ」と感心
していましたが、よく調べてみると、外来のヤ
ワゲフウロでした。ヨーロッパ原産の帰化植物
で越年草で植物全体に軟毛がみられこのことか
ら名前が付けられました。
花は5枚であるが切れ込みが大きく10の花弁の花
のように見えるほどである。葉は根生葉で5〜
9深裂してさらに浅く切れ込みます。





和歌山県の草花だより2  ミチタネツケバナ
 投稿日:2019年3月28日 :土井浩






アブラナ科     ミチタネツケバナ
  帰化種  和歌山市 内原

「外来種」といって外国から自然に侵入したの
ではなく、人の働きにより持ち込まれた植物
で、ヨーロッパが原産地です。日本に居つい
て、繁殖するようになると「帰化種」とも呼ば
れるようになります。和歌山市でも10年ほど前
から増えだして、今ではいたるところで見るこ
とができます。タネツケバナによく似ています
が、「ミチ」とついているように在来のタネツ
ケバナが繁殖していなかった道端の乾いたとこ
ろでもよく繁殖しています。しかし在来種が繁
殖している田の中へは入りにくいようです。タ
ネツケバナとの違いは、ミチタネツケバナは、
細長い種の入っている「さや」が茎と平行にな
るように出ていることと、種のできる時期にも
根生葉があるということが見分けるポイントで
す。





和歌山県の草花だより1  タネツケバナ
  投稿日:2019年3月27日 : 土井浩






アブラナ科 タネツケバナ
           和歌山市内原
記念すべき第1回目の投稿はタネツケバナです。
日当たりのよい田では、2月の中旬から花を咲か
せ始め、早春の花として最も早く咲き始める、
日本在来の草花の一つです。この時期、水を抜
いて休ませている田に行くと、一面に群生して
白い花を咲かせている様子が見られます。白い
花の下には細長い筒のようなものがたくさんつ
いています。この筒の中に種が並んで入ってい
ます。種が熟すとはじけて付近に飛び散ります
ので、ますます群生が広がります。米の苗床を
つくる準備の種もみを水につける頃にこの花が
咲くことから「たねつけばな」という名がつい
たといわれています。