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2022年
コメヒシバ イネ科
オヒシバ、メヒシバ類は、道路際の土のところやアスファルトのすき間にも生育している。コメヒシバは、大きな草体でも2〜4本しか総(花をつける枝)を出さない。また、総をつける中軸はざらつかない。メヒシバは中軸がざらつく。
メヒシバ イネ科
中軸の先に3〜8本の総(花をつける枝)が掌状につく。
中軸を指でこするとざらつく。
よく似た、アキメヒシバは、開花の時期が通常9月からで少し遅い。
オヒシバ イネ科
花軸や中軸(茎)がふとくて、メヒシバと比べて頑丈。茎は強く、引きちぎりにくい。花序は小穂(小花の集まり)が密集した総を2〜7本掌状につける。
コミカンソウ コミカンソウ科 和歌浦
枝が赤色になり、果実の表面にイボ状の突起が密生しているので、他のコミカンソウの仲間とは区別できる。ミカンを思わせるような果実の付き方をするので、小さいミカンソウという意味でこのような名が付けられた。一度見れば忘れられない草の姿である。日差しがきつい夏の間、日が当たると、オジギソウのように葉が閉じる。
ナガエコミカンソウ コミカンソウ科 外来種
和歌浦
長い花柄(果実の枝)があるのが、他のコミカンソウの仲間との識別点。
外来種であるが、日本在来のコミカンソウと比べ華奢で軟らかく、庭に生えても違和感がない。
アイノコヒルガオ ヒルガオ科
ヒルガオとコヒルガオの雑種。葉や花柄などが両者の中間の形体を示す。
花の付け根の苞の先が丸く、ヒルガオの形体を示す。葉は細長くのびるが葉の基部が張り出し、その先端が2裂するのはコヒルガオの形態。花柄には低いヒレがあり中間の形体を示している。
上記の草の花柄
2021年
コスズメガヤ イネ科
ヒロハホウキギク キク科 外来種
葉が細く、茎の上部で花枝をまばらにつけるので、開花しているときの様子を、竹ぼうきを、さかさまにした様子に見立て名前を付けたようです。
茎の中間付近につく葉は、先端部にかけて幅が広くなるので、ヒロハホウキギクと言われます。
ヒロハホウキギクの頭花 幅約2o
オオアレチノギク キク科 外来種
オオアレチノギク キク科 外来種
アレチノギクやヒメムカシヨモギと似ている。
頭花の幅は約4mm、たる型で下部が膨らんでいる。舌状花冠は発達しない。ヒメムカシヨモギの頭花(次記載)は、より小さくほぼ長方形。
オオアレチノギクの茎と葉
軟毛が多く、触るとふわふわして軟らかい。
ヒメムカシヨモギ キク科 外来種
ヒメムカシヨモギ キク科 外来種
茎の下部で、枝分かれしないことが多い。 頭花の幅は約2mmで小さく、オオアレチノギクの頭花の約半分。樽型にならずに、ほぼ長方形。頭花の上方に白い舌状花が出ているのが見える。
オオアレチノギクには舌状花はない。
ヒメムカシヨモギの茎と葉
オオアレチノギクの葉と比べ、細い。剛毛が多く、触ると、特に縁はざらざらする。
アレチノギク キク科 外来種
まん中の主茎の上部が枯れて、下部の則枝が伸びてくる。
アレチノギクの頭花
樽型でヒメムカシヨモギの頭花より大きい。
アレチノギク キク科 外来種
全体に毛が比較的少なく、葉もさわるとツルツルしている。
上記のよく似た3種は、葉ざわりでも識別できる。オオアレチノギクの葉ざわりは、ふわふわ。ヒメムカシヨモギは、ざらざら。アレチノギクは、つるつる。
ヒメムカシヨモギの頭花は小さく、オオアレチノギクの約半分
セイタカアワダチソウ キク科 外来種
セイタカアワダチソウの葉
幅が広く、葉の縁にギザギザの鋸歯がある。剛毛が多く触るとざらざらする。
セイタカアワダチソウの花序 11月
11月になると、黄色の花をたくさんつけた花序が茎の最上部にできる。
茎は分岐をしないで1本立ちする。地下茎を伸ばして地下茎から多くの茎をだす。